耐震診断2

 

耐震診断

耐震診断とは、建設当時の耐震設計の技術で設計・施工された既存の建物を、現在の新しい耐震工学や地震工学の知見を取り入れた方法によって、予想される大地震(1968年十勝沖地震・1978年宮城県沖地震程度)に対して、その建物が必要な耐震性能を持っているかどうかを検討し、耐震性についての安全性を確認するために行うものです。

耐震性の判定

想定される地震動に対して構造体がどのような状態に至るかは、構造体自身が保有している耐力・変形性能と、その他振動に対する建物の応答値との相対的な関係により定まります。
構造体の保有する耐震性能を構造耐震指標Is、対応する判定値を構造耐震判定指標Isoとして表し、Is≧Isoであれば、構造体の保有する耐震性能が応答値以上であるので、構造体は一応「安全」、すなわち「想定する地震動に対して所要の耐震性能を確保している」と判定されます。
ただし、構造耐震指標Isは安全側に評価されているとはいえ、本来一部の部材の破壊をも許容して建物が許容できる最終状態、極端に言えば崩壊するか否かを判定した値であり、構造耐震判定指標Isoもこれに対する判定値です。したがって「安全」と判定される場合でも、構造体が全く無傷というのではなく、何らかの損傷を被ることはあります。場合によっては床が下がらないようにしても一部の部材が完全に破壊されて耐力を失う状態もありうるわけです。つまりこの判定は、あくまでも建物全体についての判定であることを念頭に置く必要があります。

耐震性能の評価基準は、∴ Is > Iso とします。

Is  : 構造耐震指標(建物が所有する耐震性能)
Iso : 耐震判定指標(地震時に必要な耐震性能)

 

耐震診断結果報告書(例)および耐震補強計画報告書(例)

弊社が過去に耐震診断および補強設計を行った物件の報告書の一例です。

 

PDFデータ耐震診断結果報告書(例) PDFデータ耐震補強計画報告書(例)